
はじめに
会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のことと存じ上げます。
去る、5月28・29日の平成8年度「全国青年の家等施設代表者会議」には、お忙しい中、全国から多数の所長にお集まりいただき誠にありがとうございました。この会議も今年で15回目を迎えて、ますます盛況を帯びて参りました。これもひとえに各所長をはじめ、職員の熱意と当協議会への期待によるものと感謝いたしております。また、日頃の当協議会へのお力添えと、青少年への情熱のこもったご尽力に対し厚くお礼申し上げます。
さて、本年会議の研究主題は「新たな価値観の創造を目指して」といたしましたが、青少年教育をめぐっては、今いろいろな問題が提起されております。青年の家をどう運営していくか、長期的なビジョンを見つめた魅力ある青年の家を目指す、新しい青年の家の理念構築のきっかけ作りになったのではないでしょうか。
参加者の皆様におかれましては、それぞれのテーマにそって分科会で熱のこもった討議を繰り広げていただきました。日常における率直な問題点や課題を踏まえ、今後の新しい青年の家がいかにあるべきか、はば広い話し合いがなされました。
一泊二日の会議ではありましたが、盛沢山の内容を終始熱心にご参加いただき誠にありがとうございました。
青少年教育施設の職員の中には、新しい時代の要請と現実の施設運営の狭間で危機感を抱いている方も少なくありません。また、今だからこそ、積極的な事業展開を進める必要性を感じている方もおられることと思います。
今回、当会議の報告書をまとめましたが、この報告書が全国の各ブロックの研修会をはじめ、各青年の家において今後の教育活動の推進に役立てられることを期待しております。
最後に、本会議における特別講演の衣笠幸雄先生、基調講演の四方洋先生、解説の荒谷信子文部省社会教育官並びにご挨拶をいただいた草原克豪文部省生涯学習局長に心からお礼申し上げます。また、本会議の開催をご支援くださいました(財)日本財団に感謝申し上げます。
平成8年10月
社団法人 全国青年の家協議会
会長 内田忠平
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